20代だけど仕事辞めたい…。もう今の仕事に疲れた…。
仕事辞めたいけど、20代で辞めるのってまだ早いのかなぁ…。甘えてるかな…
今の仕事に疲れ、「もう辞めたい」と思っている20代のあなた。
毎日嫌なことばかりで精神的・身体的に疲れている状態なら、「仕事辞めたい」と思うのは当然です。なんらおかしいことではありません。
でもまだ20代。本当に今辞めて良いのか?まだ辞めるのは早いかな?と不安になりますよね。
本記事では、そんな悩みを抱える20代のあなたに向けて、
20代で「仕事辞めたい」と思ったときの対処方法
をお伝えしていきます。
記事を最後まで読めば、今のモヤモヤした気持ちが楽になり、辛い状況から抜け出すための一歩を踏み出せるはず。
では早速本編に入っていきましょう!
【大前提】20代で仕事を辞めても問題ない
まず大前提をお伝えすると、20代で仕事を辞めても問題ありません。
- 20代で仕事を辞めるのはまだ早い
- 20代で仕事を辞めるのは甘え
という話を耳にすることがあるかもしれませんが、そんなことないです。
一体なぜでしょうか?
20代で仕事を辞めても問題ない理由は次のとおり。
- 20代で仕事を辞める人はそこそこいるから
- 会社に依存する必要のない時代だから
- 20代の転職者の採用枠が増えているから
順に解説していきます。
20代で仕事を辞める人はそこそこいるから
20代で仕事を辞める人は意外と多いです。
厚生労働省の雇用動向調査結果をみると、20代の4~5人に1人は仕事を辞めていることが分かります。
20~24歳の離職率 | 25~29歳の離職率 | 全年齢 | |
---|---|---|---|
男性 | 24.2% | 19.6% | 12.8% |
女性 | 26.9% | 19.2% | 15.3% |
「20代で仕事を辞める人はあまりいないのでは…」と不安になる人もいると思いますが、実際のところ20代で辞めている人もそこそこいるので安心してください。
会社に依存する必要のない時代だから
今の時代は昔とは違い、会社に依存する必要のない時代です。
終身雇用の崩壊とともに、「定年まで1つの会社で働き通す」という考え方も徐々に減少し、今や転職が当たり前の世の中になっています。
実際、リクナビNEXTの調査では、20~50代のビジネスパーソンの6割以上が「転職活動をしたことがある」と回答しています。
Q. 転職活動をしたことはありますか?
そのため、苦痛に耐え、ストレスを抱えながら嫌々働く必要性は全くありません。
自分らしく働ける環境を求めて転職する人は、世の中にたくさんいるのです。
20代は転職しやすいから
20代で仕事を辞めても問題ない理由のひとつには、20代は転職しやすいということもあります。
近年、「20代向けの転職サイト」が数多く登場していることからも分かるように、20代を採用する企業が増えています。
将来性溢れ、成長ポテンシャルが高い若手の人材は、どの企業も欲しいと思っているはずです。
また、一般的に転職と聞くと「即戦力」と考えがちですが、「未経験歓迎」「第二新卒歓迎」といった求人もとても多くあります。
「未経験」「第二新卒」は20代ならではの特権であり、自分がやりたい仕事・業界に挑戦しやすいというメリットもあります。
20代が仕事を辞めたいと思う理由
そもそも、20代が仕事に疲れ、「辞めたい」と思う理由はいったい何なのでしょうか。
よくある理由をいくつかピックアップしてみました。
- 残業が多すぎる
- 会社の人間関係に疲れている
- 給料が安い
- 仕事がつまらない
残業が多すぎる
残業が多いなど、長時間労働が原因で「辞めたい」と思う20代は多いです。
残業が多く、週5日毎日朝から夜遅くまで仕事をしていたら体力的に普通に疲れます。
しかも、休日以外は寝て起きて仕事にいくだけの生活になってしまい、プライベートの時間が削られてやりたいことができないので、精神的にも辛くなってきますよね。
会社の人間関係に疲れている
上司、同僚、他部署の人との人間関係に疲れて「辞めたい」と感じる20代もいるでしょう。
常に気を遣うような環境だったり、強く当たってくる人がいたり、逆に冷たくされたり…。
会社には色々な人がいるので、関わることが精神的に疲れますよね。
給料が安い
今の仕事の給料が安いと感じているなら「辞めたい」と思うのも仕方ありません。
例えば、知人・友人や会社の同期の給料が自分の給料より高い場合、「自分はなんでこんなに働いているのに給料が安いんだ…」と落胆してしまうこともあるでしょう。
毎日仕事で疲れているなかで、自分の給料が低いことに気づいた時には、精神的な疲れがどっと来ますよね。
仕事がつまらない
仕事がつまらないことも「辞めたい」と思う原因としてよくあります。
日々の仕事にワクワク感を感じない場合や、やりがいを感じない場合、「この仕事続けてていいのだろうか…」と不安な気持ちが湧いてきます。
仕事の時間は人生の大半を費やすため、つまらない仕事を毎日続けることに嫌気がさすのは当然です。
20代で仕事に疲れて辞めたいときの対処法
ここまで、20代が仕事を辞めたいと思う理由についてご説明してきました。
辞めたい理由は人それぞれですが、あなたが「辞めたい」と思っているのなら、その気持ちに蓋をする必要はありません。
先にお伝えしたように、今の時代、20代で仕事を辞めても全然問題ないですし、悩み苦しむ必要はないです。
ここからは「仕事を辞めたい」と思ったときに実践する対処法をお伝えしていきます。
- 「仕事を辞めたい理由」と「理想の状態」を言語化する
- 「本当に今の職場内で解決できないのか?」を考える
- 転職する
- 休職する
- 退職する
この手順に沿ってチェックしていけば、今のモヤモヤが晴れるヒントがきっと見つかるはずです。
では、詳しく解説していきます。
1. 「仕事を辞めたい理由」と「理想の状態」を言語化する
まずは「仕事を辞めたい」と思った理由と、理想の状態を言語化してみましょう。
状況をきちんと整理することで、根拠を持って仕事を辞める決断ができるようになり、転職活動においても退職理由・志望動機に一貫性が生まれます。
まずは「どうして辞めたいと思うのか?」「どんな状態が理想なのか?」を洗い出すことから始めてみましょう。
具体的には、以下の流れで言語化すると良いでしょう。
最初に、仕事を辞めたいと思った理由をザックリ洗い出してみましょう。
例えば、先ほどご紹介したものなどが挙げられます。
- 残業が多すぎる
- 人間関係に疲れた
- 給料が安い
- 仕事がつまらない
仕事を辞めたい理由を洗い出したら、その理由について深く掘り下げます。
辞めたいと思うきっかけとなった出来事や状況、不満に感じていることを具体的に言語化してみましょう。
例:残業が多すぎて辞めたい場合
<具体的な状況>
- 部署の人数が少ないため、1人1人の業務量がかなり多い
- 上司も同僚も「残業が当たり前」という考え方で仕事しているので、業務時間外の打ち合わせや依頼も多い
例:人間関係に疲れて辞めたい場合
<具体的な状況>
- 上司が業務の進め方の相談に応じてくれず、常に投げやりな対応をしてくる
- あまり会社の人と関わりたくない(=公私を分けたい)が、職場の内輪感が強く、休日開催のイベントが多いので疲れる
- 礼儀やルールに厳しい人が多く、常に気を遣っている
例:給料が安くて辞めたい場合
<具体的な状況>
- 評価基準が明確ではなく、自分の能力に合った正当な評価がされていない
- 十分な成果を出しても、いつも難癖をつけられ評価を下げられる
- そもそもの給与水準が低い
例:仕事がつまらなくて辞めたい場合
<具体的な状況>
- 自分がやりたい仕事ができていない
- 今の仕事を続けていても将来のキャリアビジョンが見えない
- 業務の裁量がなく、上司に言われるがままに仕事をしている
仕事を辞めたい理由を深堀りしたら、自分が理想とする状態を考えます。
理想の状態は、現在の状態の裏返しとも言えるので、先ほどSTEP2で挙げた「仕事を辞めたい理由」を逆にして言語化してみましょう。
例:残業が多すぎて辞めたい場合
<理想の状態>
- 部署の人数が増え、業務負荷が適度に分散でき、毎月の残業時間が20時間程度
- 業務時間外の打ち合わせや無理な依頼などがない
例:人間関係に疲れて辞めたい場合
<理想の状態>
- 上司が親身に相談に応じてくれる
- 業務外での交流を強要されない
- 社員の人とのコミュニケーションに気を遣わない
例:給料が安くて辞めたい場合
<理想の状態>
- 評価基準が明確に示されていて、納得のいく評価がされている
- 十分な成果を出した分は正当な評価を得られている
- 友人と比較し給料が高い
例:仕事がつまらなくて辞めたい場合
<理想の状態>
- 自分がやりたい仕事ができている
- 将来のキャリアアップのイメージを持って仕事ができている
- 裁量を持って業務を進めることができている
2. 「本当に今の職場内で解決できないのか?」を考える
仕事を辞めたい理由を整理できたら、「本当に今の職場内で解決できないのか?」を考えてみましょう。
この過程がなぜ大事なのかというと、転職活動で必ず聞かれるからです。
転職活動の面接官からすると
不満があることは分かったけど、解決するためになにかしたの?
ということが気になります。
解決するための行動をとっていないと、「行動力がない人」「打たれ弱い人」というようなイメージを与えてしまい、採用しても同じような理由ですぐに辞めてしまうのでは?と思われてしまいます。
結局のところ、どの会社・仕事でも思い通りにいかないことや不満はつきものなので、「解決するための行動ができるかどうか」が大事になってくるのです。
とはいえ、20代の若手社員が一人で解決することが難しいケースも多いので、まずは周囲に相談してみることがおすすめです。
具体的な相談先としては次のようなものがあります。
- 上司に相談する
- 上司の上司に相談する
- 同僚/先輩/同期に相談する
- 会社の相談窓口を利用する
上司に相談できれば一番良いですが、そもそも上司に対して不満を抱えていたり、上司が真摯に向き合ってくれない場合は、その上の上司や同僚・先輩、会社の相談窓口などに相談し、今の状況を改善できる方法はないか探ってみましょう。
3. 転職する
色々考えたけど、やっぱり仕事を辞めたい…
と思うのであれば、転職を考えましょう。
転職をする場合は、転職エージェントの無料キャリアカウンセリングを受けることがおすすめです。
キャリアカウンセリングでは、キャリアの専門家があなたの今の状況を一緒に整理してくれて、そのうえであなたにピッタリの仕事を紹介してくれます。
転職エージェントは多数の求人のなかから厳選して紹介してくれるので、転職活動を短期間で効率的に進めることができます。
「本当に辞めるべきか悩んでいる」という場合も、親身になって相談に乗ってくれるので、少しでも仕事を辞めようか悩んでる20代は登録すべきです。
転職を考える場合の注意点
転職する場合は、できるだけ今の仕事を続けながら転職活動をしましょう。
仕事を先に辞めてしまうと、収入も一時的に途絶えてしまい、仮に再就職が長引いた場合に生活が苦しくなるリスクもあります。
また、職務経歴に空白の期間が生まれてしまうので、企業の採用担当者のなかには「何か問題があったのではないか?」と変に目をつける人もいるでしょう。(職務経歴に空白があること自体は悪いことではないです)
そのため、今の仕事をしつつ、転職エージェントを使ってサクッと転職活動を進めることが望ましいです。
4. 休職する
転職活動なんてする気力もない…。とにかく仕事から離れたい。
という場合は、退職を検討する前に休職することも考えましょう。
休職はその名の通り仕事を一定期間休むことを指し、今の会社に籍を残したままゆっくり仕事を休むことができます。
休職のルールは会社によって異なるので、休職したい場合は、会社の上司や人事担当者に問い合わせたり、就業規則を確認したりするなどしてみましょう。
また、傷病を原因とする休職の場合、健康保険組合から給料の3分の2にあたる傷病手当金を受け取ることが可能です。
「傷病」は身体の病気・ケガだけではなく、心の病気も含まれます。
「とにかく仕事が辛くて休職したい」という場合には、まずは心療内科等を受診し、医師の診断書を取得しておきましょう。
5. 退職する
もう疲れすぎて限界。一刻も早く今の会社から抜け出したい。
という場合は、無理は禁物。思い切って今すぐ退職してしまうのも一つの手です。
一度メンタルが壊れてしまうと、回復するまでにかなりの時間がかかってしまいます。メンタルが壊れてしまうくらいなら、仕事を辞めてしまったほうが良いです。
一番大切なのは、仕事・会社ではなく、自分自身ですからね。
今の会社が合わずに辞めたとしても、世の中にはいくらでも仕事はありますし、20代であればなおさらすぐに立て直すことができます。
「仕事を辞めた後のお金が心配…」という場合でも、失業手当などを活用すればなんとでもなるはずです。
でも、辞めるとなると会社に言いにくいです…
ということであれば、自分の代わりに退職手続きを行ってくれる退職代行サービスの活用も検討しましょう。
退職代行サービスは色々なものがありますが、低費用で確実に辞めるのであれば【退職代行ガーディアン】がおすすめ。
ガーディアンは労働組合法人が運営しており、会社や上司に連絡することなく即日退職が可能です。明日からキレイさっぱり仕事を辞めることができます。
まとめ:20代で仕事辞めたいと思っても、前を向こう!
本記事では、20代で「仕事疲れた。辞めたい」と思ったときの対処法について解説してきました。
具体的な対処法を改めて記載します。
- 「仕事を辞めたい理由」と「理想の状態」を言語化する
- 「本当に今の職場内で解決できないのか?」を考える
- 転職する
- 休職する
- 退職する
仕事を辞めたくなるのは誰にでもあることですが、まだまだ人生は長いです。
辛い状況に苦しみ続けるより、今の仕事にとらわれず、視野を広げて状況をより良くしていくことを考えていきましょう!